天文学・宇宙物理学とスパースモデリング

スパースモデリングは、高次元データに普遍的に内在するスパース(疎)性を利用することで、計算量が次元数に対して指数爆発(計算量爆発)する状況でも、実際的時間でデータから最大限の情報を効率よく抽出できる技術の総称です。 そこで本研究会は、このスパースモデリングを天文学の多分野に応用することを目指し、新学術領域研究「スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成」の天文学班が主催します。

日時: 平成26年 11月19日(水) 13時30分〜
11月20日(木) 9時30分〜
会場:京都大学理学研究科セミナーハウス
    構内図はこちら

主催:新学術領域研究「スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成」天文班
世話人:本間希樹(国立天文台)、植村誠(広島大学)、加藤太一(京都大学)、野上大作(京都大学)、田崎文得(国立天文台)


プログラム

    11月19日(水)

  • 13:30-14:15
  • 岡田真人(東京大学/領域代表)
  • 「データ駆動科学と機械学習の三つのレベル」
  • 14:15-14:45
  • 永田賢二(東京大学/スパースモデリング班)
  • 「スペクトル分解と天文学へのデータ駆動科学」
  • 14:45-15:15
  • 本間希樹(国立天文台/天文班)
  • 「疎性モデリングを用いた電波干渉計の超解像イメージング」
  • 15:15-15:35
  • 野上大作(京都大学/天文班)
  • 「Keplerの光度曲線で探るスーパーフレア星の差動回転」
  • 15:35-16:00
  • 休憩

  • 16:00-16:45
  • 池田思朗(統計数理研究所/計測モデリング班)
  • 「ベイズ推定に基づくコンプトンカメライメージング」
  • 16:45-17:15
  • 桑谷立(東北大学/地球科学班)
  • 「スパースモデリングによる高次元地球化学データ解析」
  • 17:15-17:35
  • 海老沢研(宇宙科学研究所)
  • 「巨大ブラックホールの複雑なX線スペクトル変動の単純モデル化」
  • 17:35-18:05
  • 出口真輔(熊本大学)
  • 「レプリカ交換法を用いた宇宙磁場探査」

  • 18:15-20:30
  • 懇親会

  • 11月20日(木)

  • 9:30-10:00
  • 植村誠(広島大学/天文班)
  • 「Ia型超新星の極大等級の変数選択」
  • 10:00-10:20
  • 神田優花(広島大学)
  • 「l1 trend filter を用いた活動銀河核のアウトバーストの検出による磁場構造の推定」
  • 10:20-10:50
  • 山田良透(京都大学)
  • 「JASMINE計画におけるデータ解析とモデリング」
  • 10:50-11:20
  • 加藤太一(京都大学)
  • 「激変星のLasso周期解析」
  • 11:20-11:40
  • 森井幹雄(理化学研究所)
  • 「全天X線監視装置MAXIの光度曲線の周期解析」
  • 11:40-12:50
  • 昼食休憩

  • 12:50-13:20
  • 栗田光樹夫(京都大学)
  • 「弾性体モデルを用いたデータステッチング」
  • 13:20-13:40
  • 大島誠人(京都大学)
  • 「圧縮モデリングを用いた矮新星おおぐま座ERの周期解析と、物理的構造の解明」
  • 13:40-14:10
  • 杉山孝一郎(茨城大学)
  • 「日立32-mを用いた大質量原始星周囲における周期強度変動探査」
  • 14:10-14:40
  • 田崎文得(国立天文台)
  • 「スパースモデリングによる電波銀河M87の超解像画像の再現」
  • 14:40-15:10
  • ディスカッション・まとめ

備考

1)どなたでも参加できます。参加費は不要です。
2)講演の受付は終了しています。
3)懇親会の受付は12日(水)までです。

問い合わせ

田崎文得(国立天文台) fumie.tazaki_at_nao.ac.jp ("_at_"をアットマークにしてください)