スパースモデリングが生み出す自然科学ビッグデータ革命/公募説明会


日程:2015年9月14日(月)

開催趣旨

情報科学技術の革新的進歩により、従来のデータ処理アプリケーションでは処理することが困難な巨大で複雑なデータ(ビックデータ)を取得できるようになりました。自然科学分野においても、処理しきれない膨大な観測ビックデータを蓄積し続けています。膨大なデータから意味のある情報を抽出できるスパースモデリングは、新たなデータ駆動科学を創成するひとつの学術領域として大きな期待が寄せられています。すでに私たちは、海域の地震津波観測データにスパースモデリングを適用し、高精度な津波即時予測手法を開発することに成功しました。この例をきっかけに、新たな適用事例を模索することを目的とした研究集会を開催します。また、科研費・新学術領域「スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成」で募集する公募研究の説明会も併せて行います。

プログラム

  • 13:00-13:05
  • 河村保彦(徳島大学工学部長)
  • 「開会挨拶」
  • 13:05-13:35
  • 岡田真人(東京大学新領域)
  • 「基調講演」
  • 13:35-13:50
  • 堀高峰(海洋研究開発機構)
  • 「趣旨説明」
  • 13:50−14:10
  • 馬場俊孝(徳島大学工学部)
  • 「津波増幅率を用いたDONET水圧データからの沿岸津波高予測」
  • 14:10−14:30
  • 五十嵐康彦(東京大学新領域)
  • 「ガウス過程を用いたDONET水圧データからの沿岸津波高予測」
  • 14:30−14:50
  • 郷右近英臣(東京大学生産研)
  • 「津波被害関数の推定」
  • 14:50−15:10
  • 桑谷立(海洋研究開発機構)
  • 「津波堆積物のデータ駆動型解析」
  • 15:10−15:30
  • 中田令子(海洋研究開発機構)
  • 「疎性モデリングによる地震発生予測のための地殻活動データからの情報抽出」
  • 15:30−15:50
  • 岩田貴樹(常磐大学コミュニティ振興学部)
  • 「疎性モデリングによる地震活動データからの断層すべり分布推定」

  • 15:50-16:00
  • 休憩

  • 16:00−16:20
  • 渡辺健(徳島大学工学部)
  • 「コンクリート構造物の非破壊試験」
  • 16:20−16:40
  • 長尾大道(東京大学地震研)
  • 「データ同化 ~シミュレーション/データ両駆動型モデリングへ~」
  • 16:40−17:00
  • 永田賢二(東京大学新領域)
  • 「レプリカ交換モンテカルロ法」

  • 17:00-17:10
  • 休憩

  • 17:10−18:00
  • 岡田真人(東京大学新領域)
  • 「総括と公募説明」

なお、9月15日には、海底ケーブルネットワークDONETのリアルタイム観測データが蓄積されている陸上局舎の見学を予定しています。

主催

国立研究開発法人海洋研究開発機構

共催

新学術領域研究「スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成」
JST CREST ビッグデータ応用研究領域「高分解能数値シミュレーションの連携とデータ同化による革新的地震・津波減災ビッグデータ解析基盤の創出」
徳島大学工学部