第二期公募研究

第二期公募概要

スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成
領域略称名:疎性モデリング
領域番号:4503
設定期間:平成25年度〜平成29年度
領域代表者:岡田 真人
所属機関:東京大学大学院新領域創成科学研究科
研究概要

本領域では、多くの自然科学分野の高次元計測データに内在するスパース性を基本原理としたスパースモデリング(SpM)に注目し、生命分子からブラックホールに至る、幅広い自然科学分野の実験・計測研究者と情報科学者の連携により、SpMを深化させ、高次元データ駆動科学を創成することを目的とする。そのため、SpMによるデータ駆動科学の実践、および、数理基盤の形成を推進する研究を公募する。
 研究項目A01、A02では、生物学・地学におけるデータ駆動科学の実践を目的とした研究を公募する。データ解析だけでなく、データ獲得を含めた実験・計測研究を単年度当たり300万円を上限として3件程度、既に利用可能なデータに関するデータ解析に特化した研究を単年度当たり200万円を上限として3件程度、それぞれの研究項目A01、A02で公募する。
 研究項目B01では、モデリング原理の確立につながる幅広い研究を公募する。物理学、化学、人文・社会科学など研究項目A01、A02の計画研究以外の分野の実験・計測研究を、単年度当たり300万円を上限として5件程度、SpMの有効性の実証を目指す研究を、単年度当たり200万円を上限として8件程度公募する。特に、実験・計測だけでなく、大規模シミュレーションデータからの情報抽出を行う研究を歓迎する。
 研究項目C01では、高次元データ駆動科学に向けた数理基盤の形成を目指した研究を公募する。計画研究に含まれる機械学習、情報統計力学、可視化の研究だけでなく、関連分野の情報理論、最適化、計算機科学、及びその数学的基礎に相当する確率論、測度論、代数幾何などを駆使した研究を、単年度当たり200万円を上限として7件程度公募する。

研究項目 応募上限額(単年度) 採択目安件数
A01 生物学におけるデータ駆動科学の実践 実験・計測研究:300万円 3件
データ解析研究:200万円 3件
A02 地学におけるデータ駆動科学の実践 実験・計測研究:300万円 3件
データ解析研究:200万円 3件
B01 モデリング原理の確立 実験・計測研究:300万円 5件
データ解析研究:200万円 8件
C01 高次元データ駆動科学に向けた数理基盤の形成 理論的研究:200万円 7件

(平成26年度公募研究  平均配分額 202万円  最高配分額 260万円)